歯ブラシのポイント

歯ブラシは、鉛筆を持つ具合に軽く持つとよい。ポイントは、力を入れ過ぎたり、手が大きく動いたりしないようにする。そうするために、鷲掴みするのではなく、鉛筆を持つ時と同じように軽く持つと良い。

磨く歯の順番は、あらかじめ決定しておくのが効率的であり、あちらこちらやみくもに磨くよりも、例えば左右の臼歯の溝を下側に加えて上側も軽く磨いた後、上歯の表側(頬側)、裏側(舌側)、下の裏側(舌側)、下の表側(頬側)といった具合に磨くなど、あらかじめ磨く順序を決めておくと磨き残しを防ぐことができ、満遍なく無駄なく磨くことができる。

磨くときの腕を動かす幅は約1センチ幅で、歯の表面と隙間を効率よく磨くためには、歯ブラシを軽くあてて、約1センチの幅で上下に磨いていくと歯の表面と隙間を同時に効率よく歯垢を落とせる。ゴシゴシと力を加えて歯ブラシを上下に大きく動かしてしまうと、歯ブラシの毛先が歯と歯の間の隙間に届かず汚れ、歯垢が良く落とせない。食事の直後の歯磨きには特に注意シたほうが良い。

一日に三度の、食後の歯磨きをしている人は多いかもしれないが、酸性度が高い食事をした直後に歯を磨いてしまうと、酸で弱くなった歯の表面を削ってしまい、知覚過敏を引き起こす可能性がある。そのため食後、可能なら十分ほど間を置いて、唾液が口の中を中和するのを待つか、または中和をするために水やお茶を口に入れてから磨くとよい。

奥歯を磨く際、奥歯の頬側に歯ブラシを挿入し、口を大きく開けると頬が突っ張って歯ブラシが届かない。そのため、奥の頬側を磨く際は、常に口を軽く閉じて頬をゆるめ、歯ブラシを奥まで届かせる。

歯と歯ぐきの境目は、特に磨き残しし易い部分だが、歯ブラシの毛先を歯の根元に向かって30度の角度で当てると十分に磨ける。

それでも歯の隙間に歯垢が残ってしまう場合、「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を利用してみるのも有効である。

以上の注意点を頭に入れて効果的な歯磨きをすれば、歯周病などの歯科疾患を予防できる。入浴した時に指で歯茎をマッサージしてみるのも良いだろう。

口の中の構造は個人によって差があり、手の器用さも異なるため、自分に最も都合の良い歯の磨き方をかかりつけの歯科医に教えてもらうのもよい。