自由診療と歯医者

自由診療の大きな難点は、治療費の設定が歯科医の自由裁量に任されていることだ。
その価格が適正か否かということは、患者には分かりにくい。保険外の自由診療で治
療を受けるには、どれくらい費用がかかるのかを事前に医師に確認し、納得がいくま
で説明を受け、高額治療の場合は他の歯科でも尋ねて参考にすると良い。
歯科医院で「保険の範囲では良い治療は出来ない」といわれることがある。保険医
である医院に行って、保険のきかない治療を勧められるのも、おかしな話である。
本当に保険では良い治療が出来ないなら、歯科医師会から厚生労働省に対して保険制度の改制を強く申し出て、同時にマスコミを通じて国民にも訴えかけるべきであろ法律によると、保険医は患者に対し自由診療を勧めてはいけないことになっている。
自由診療の選択はあくまでも患者が依頼する場合に限られている。患者側から希望を
受けたら、歯科医は自由診療での治療について丁寧に説明しなければならない。保険
適用内の治療と適用外の治療の違いも伝えずに、いきなり「保険では良い治療はでき
ない」等と言えない。
自由診療を希望する患者が増えたことに伴い、昨今では高額治療費支払いのための
専用ローンがある。 デンタルローン、または歯科ローンといわれるもので、銀行、信販会社、カード会社などで扱われていることが多い。中には歯科医院向けに組まれたものもあり歯科医院の受付でローンの手続きが出来る。それぞれに支払い条件、金利、貸出期間などに若干の違いがあるので、申し込む際には詳細を確認する必要がある。
医療費を多く支払った人に対する医療費控除は、歯科医院での治療も対象となって
一年間にかかった家族の医療費総合計額が叩万円を超えている場合は、確定申 告のときに所得税の控除対象となる。